Si5351Aのコントロールの実験をしています。
これまでは、PLLAとMS0を使い、1チャンネルのみの実験でした。
Si5351Aは、2つのPLLと3つのMultSynth(分周器)を持ち、3チャンネルの出力が可能です。
マルチチャンネル化について考えてみます。
まず、Si5351Aの内部構造と関係するレジスタを下図に示します。
PLLAを使うのかPLLBを使うのかは、Register16~18のビット5で設定します。
bit5=0 でPLLA bit5=1でPLLBが選択されます。(デフォルトは、0 つまりPLLA)
R0~R2は、各チャンネルのOutput Dividerで、Register44,52,60のbit6~bit4で設定します。
分周比は000~111で1/1~1/128です。必要によって設定しますが、通常はデフォルトの000=1/1です。
更に、出力をコントロールするドライバーは、Redister16~18のbit1,0で設定します。
00: 2mA~11: 8mAの4段階で制御できます。
これらのレジスタとPLLA,,PLLB,MS0,MS1,MS2を適宜に設定することにより、独立した2つの周波数とPLLAまたはPLLBどちらかをソースにして、MultiSynthの設定により、3つ目の周波数を発生させることができます。