Si5351A 3CHクロックジェネレータの出力周波数範囲は、2.5kHz~200MHzとされています。
低い周波数と高い周波数を発生させてみました。
PLL周波数Vcoと出力周波数foutは、次の式で与えられます。(再掲)
fvcoでfxtal=25(MHz) a=15 b=0 c=1とするとfvco=375(MHz)となります。
このとき、分周器の値を a+(b/c)=1800 (a=1800 b=0 c=1)とすると fout = 375000000/1800 = 208333(Hz)となります。
ここで、ちょっと捕捉しますが、fvcoにおけるa,b,cの値とfoutにおけるa,b,cには関連はありません。
各パラメータを設定して、実測すると
ほぼ、計算通りの周波数が出力されました。
次に、fvcoで、a=36 b=0 c=1とすると fvco=900(MHz)となります。
分周器の値をa+(b/c)=6 (a=6 b=0 c=1)とすると fout=900/6=150(MHz)となります。
各パラメータを計算して設定して、実測すると
若干低いですが、ほぼ目的の周波数が得られます。
これで、基本的な実験が終わりましたので、次は、VFO化を考えてみます。