以前から作りたいと思っていた、LM380非革命アンプを製作しました。
回路図です。
製作は、ランド法で行いました。
LM380は、4.5cm×10cmの銅板に直接はんだ付けしました。(この写真では、7番ピンがまだはんだ付けしていません)
銅は、熱伝導率が良いため、ワット数の大きいはんだこてを使いましたが、銅板が十分に熱くならないとはんだ付けできません。
0.1uFと2200pFは、フィルムコンデンサを使いました。手持ちの部品を使った関係で入力のボリュームは、10kΩのデテントボリュームを使っています。
入力端子にいたっては、40年以上前にアンプの製作に使ったものです。スピーカ端子は、ジョンソンターミナルです。
そういえば、オーディオアンプの製作は、40年以上ぶりです。
回路チェックの後、シャックで、試聴を行いました。
(写真の左側、上からLM380非革命アンプ、SONYのカセットでんすけ、自作プリアンプ、自作メインアンプ)
ジャズのCDを何枚かかけてみました。
歪の少ない素直な音質です。低域は、良く伸びています。音量は普通に聞くには十分です。
比較のために、自作のSA627 2SD188 出力トランス付き40Wアンプ(安井章氏設計)と聞き比べてみました。
自作アンプの方が力強い音です。比較するとLM380アンプは、音がうすっぺらい感じがします。
スイッチを入れた時のポップノイズは、予想より小さかったです。ハム音などもなく、これはこれで十分使えるアンプであると思います。