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CMOSロジックIC

 第9回FCWA CW QSOパーティのログが続々と届き、昨年を超える数になりました。締め切りは、今月末ですが、そろそろ落ち着いてきましたので、Arduino Si5351A 7MHzトランシーバーの実験を再開しました。

 Si5351AのCLK2から送信用の信号を出しますが、Si5351Aの出力インピーダンスは、50Ωとのことです。(ストロベリーリナックスの説明より)

 この出力を直接、自作のQRPメータ(入力インピーダンス50Ω)で測定すると12.3dBm=17mWでした。

 500mWのファイナルをドライブするには、これでもなんとかなると思いますが、バッファアンプをつけることにします。

 普通なら、2SK241や、2SC1815で増幅を行うのですが、CMOSロジックICを使ってみようと思い、予備実験をしました。
 使ったのは、TIのSN74HC00(ヘックスNANDゲート)です。

 シングルで使った場合、パラ、3パラ、4パラそれぞれの出力を測定してみました。

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イメージ 1

 それぞれの出力の測定値は、

 シングル 16.01dBm = 40mW
 パラ    18.36dBm = 67.6mW
 3パラ   18.94dBm = 77.6mW
 4パラ   18.16dBm = 66.1mW
でした。

 あれ、4パラが一番出力が大きくなるかと思いきや、4パラの出力が低下しています。

 picoscopeで波形を見ると、シングル、パラ、3パラは、LOWレベルが0Vなのですが、4パラにするとLOWレベルが、約0.8Vに上昇しています。そのため出力が低下してしまいました。

 この結果ですと、74HC00は、3パラの時に出力最大で、70mW程度とりだせることになります。ファイナルは2SC2053で500mWを予定していますので、入力は、10~30mW程度です。バッファとしては、シングルでも十分だと思います。なお、実装して実験をしてみます。



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