JF1RNR今井さん設計のアカギスタンダード7MHz用(AS40)が、完成しました。
まず、内部の様子です。
フロントパネルです。AS40のシールを貼りました。
リアパネルです。
RFアッテネータは、配線の関係で後ろについています。AS40は、AGC効果が弱いので、実際の運用では、フロントパネルにあった方が操作性はよいと思います。
最終調整を行い、問題となっていた送信周波数と受信周波数のずれは、100Hz以内に収まりました。実用上問題ありません。
製作したAS40の周波数範囲は、7.000MHz~7.030MHzで、出力は約500mWとなりました。
まとめとして、アカギスタンダードの特徴をあげておきます。
1 送受信の切り替えにリレーを使用していませんが、フルブレークインです。
2 サイドトーン回路を持っていないのに、サイドトーンが聞こえます。AS40で送信時にOFFになるのは、受信部のRF増幅とミキサーのみで、IF増幅、検波、AF増幅は、ON状態にあります。従って、送信用キャリアの漏れが、聞こえてきます。これをサイドトーンとして利用しています。うまい仕組みです。
3 ランド法でユニット毎に製作、チェックが出来、製作・調整しやすい。
改良してみたい点として
○ AGCの効果が弱いので、これをもう少し強くできないか。
○ Sメータがないので、つけられないか。
これらがなくても、AS40は十分実用レベルにある、すばらしいトランシーバだと思います。
皆さんも「手作りトランシーバ入門」を購入して、製作にチャレンジされてはいかがでしょうか。
最後に。ご指導をいただいた設計者のJF1RNR今井さんに感謝を申し上げます。
(完)